心理占星学3
「心理占星学入門」(岡本祥子著)の内容メモの続きです。
4.アスペクト
コンジャンクション ±8 統合、惑星相互の意味を強化
トライン ±8 調和と容易さ
セクスタイル ±5 発展的
スクエア ±8 フラストレーションと葛藤
オポジション ±8 緊張と葛藤
ノー・アスペクト
他のどの惑星ともアスペクトを作らない惑星のこと。
他の惑星とコミュニケーションを持たない惑星の心理的なエネルギーは、表現力を失い、無意識の中に置き去りにされてしまいます。
あるいは他の惑星から、そのエネルギーを抑制されないため、極端に際立って見えるという両極端の作用をもたらします。
いずれにせよ、日常生活でその惑星のエネルギーを上手く使いこなせないことは確かです。
私の場合は、月がノーアスペクトです。また、水星もマイナーアスペクトしか持っていません。
太陽と金星がコンジャンクション
金星が象徴する美しいものや洗練されたものへの強い愛着があり、その結果、魅力(特に異性からの)や芸術的な才能に恵まれます。
男女を問わずこのアスペクトを持つ人は、デリケートでフェミニンな印象を与えます。
木星がもたらす生まれついてのポジティブ思考が、人生上でも幸運を引き寄せます。
性格は穏やかで心が優しく、楽観的で理想家肌。やや保守的な面もあり。社会的にも成功を収めるアスペクト。
太陽と土星がトライン
太陽と土星のエネルギーが調和的に働くため、思慮深く誠実で、責任感のある人物となります。このアスペクトは、独立独歩で人生の後半に成功がもたらされるといわれています。
自我と海王星のエネルギーとの間に調和が見られるので、同情心が厚く、博愛精神にあふれた人です。洗練された趣味を持ち、芸術的なもの、幻想的なものに興味を示します。夢や理想を追求しつつ、現実もおろそかにしない人。
どことなく磁力的な魅力を持つ、カリスマ性のある人。他人や社会全体を変えたいという願望もあり、それは無意識にある権力欲や支配欲に根ざしています。
幼少期の家庭に問題があり、ストレートな自己表現が苦手な場合も多い。
金星と火星がトライン
調和を愛する金星と、攻撃的な火星との間に、スムーズなエネルギーの流れがあります。伝統的な占星術では、社会運に恵まれる幸運なアスペクト。というのも、自分の意志や欲求を実に魅力的な形で表現できるので、周りとの軋轢が少なくてすむからです。
木星と金星がお互いを高め合って、美と調和を生みだそうとします。このアスペクトがあると、人間的魅力やウィットに富み、人を引き付けます。
金星が強く出れば美や芸術、木星が作用すれば宗教・教育、外国関係からの利得が期待できます。
金星と土星がトライン
責任をもたらす土星が、快楽を司る金星をより真面目で現実的にします。愛情と義務感が協調するため、情熱や楽しさに欠けがちです。理想のためには自らの楽しみを放棄する傾向も見られます。
美と快楽の象徴である金星と、自由と独自性を求める天王星が共に強調されます。
このアスペクトは、時に偉大な天才を生み出しますが、風変わりで常識やバランスに欠けます。
美に関して敏感で、洗練された感覚の持ち主。ハードワークや決まりきった日常には不向きな夢想家タイプ。ひとつの道を極めていくパワーには欠けるようです。
愛するものを自分の支配下に置きたい、コントロールしたいという願望が強まります。
どことなく秘密めいた雰囲気のある人。
火星以降は、明日まとめます。